2015年東京シンポジウム 女性が描く「いのちのふるさと海と生きる」開催のお知らせ

一般社団法人全国日本学士会は、舞根森里海研究所との共催により、2015年東京シンポジュウム 女性が描く 「いのちのふるさと海と生きる」 を開催いたします。

開催日時:平成27年9月27日(日)13時30分~17時
開催場所:東京大学農学部フードサイエンス棟1階中島ホール

【企画の趣旨】
海は私達のいのちの究極のふるさとです。東日本大震災は甚大な被害と引き換えに、「いのち」のありようを根元的に見つめ直す機会となりました。20世紀後半に、日本は著しい経済成長を成し遂げた半面、この間、いのちの源である水を循環させる海へ理不尽な負担をかけ続け、「いのち」に関わる多くの大切なものを失くしてきました。なかでも、命がわき出る“宝の海”であった有明海を、司法も巻き込み混迷するばかりの“瀕死の海”に至らしめ、日本周辺から海辺で元気に遊び学ぶ子どもたちの姿を消し去ってしまいました。
東日本大震災が私たちにもたらした最も深刻な悲劇は、多くの人々から“ふるさと”を強制的に奪い去ったことであり、その大部分は「人災」と呼ぶべき悲劇であった点です。時代は、お金と物で動き、こころや環境(自然)を壊し続け、それらの負債を“断りなく”続く世代に丸投げしかねない無責任な「物質文明」社会を根本的に見直し、すべての“いのち”が大切にされる「環境・生命文明」社会へと踏み出せるかが大きく問われています。
硬直化した縦割りの組織と思考に縛られた社会を、より柔軟で多様性にあふれた本来の人間らしい社会に戻すには、母性の感性、知性、楽天性、行動力が不可欠と思われます。「いのちのふるさと海と生きる」をメインテーマに、7月18日に実施しました京都シンポジュウムの趣旨を引き継ぎ、いのちの巡りにより深く関わり、感性豊かな女性の皆さんが描く東京シンポジュウムを開催いたします。いのちの多様性を考える東京シンポジュウムに是非ご参加いただき、共に生きる未来への道を考えたいと思います。 

Ⅰ 趣旨説明 舞根森里海研究所所長・京都大学名誉教授 田中  克
Ⅱ 講  演(13時45分~16時30分)
講演1:三陸漁師の心意気-赤浜ロックンロール                    映画監督 小西 晴子
講演2:ふるさと-国を越えた思いを探る        東京経済大学講師コミュニケーション学部 松永 智子
講演3:いのちを知り生かす身心一体科学                                     東京農工大学工学部客員教授 跡見 順子
講演4:「森里川海プロジェクト」が時代を変える 環境省自然環境局生物多様性地球戦略企画室室長 中尾 文子
講演5:森の採譜-森と生き物たちへの賛歌                     詩人・作家 丹治 富美子
Ⅲ フロアーとの対話(質疑応答) 16時30分~17時00分

『講演者と参加者の懇親会』 時間:17時30分~19時30時
場所:レストラン「アブルボア」www.abreuvoir.co.jp/
(東京大学弥生キャンパス 向ヶ丘ファカルティハウス内)

2015年東京シンポジウム 女性が描く「いのちのふるさと海と生きる」実行委員会
委員長 田中 克:舞根森里海研究所所長・京都大学名誉教授
事務局 岡田和男:一般社団法人全国日本学士会専務理事・事務局長

※参加申込み等の詳細は、チラシをご覧ください。

東京シンポジウムチラシ
東京シンポジウムレジメ

 

 

 

 


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