2016年京都シンポジウム 女性が描く「いのちのふるさと海と生きる」開催のお知らせ

一般社団法人全国日本学士会は、舞根森里海研究所との共催
2016年京都シンポジュウム 女性が描く「いのちのふるさと海と生きる」
来る8月20日(土)午後1時から、京都大学医学部芝蘭会館稲盛ホールにて開催いたします。

参加費は無料です。
当日参加も大丈夫ですが、準備の都合上、可能な限り、Tel、FaxもしくはE-mailにて事前にお申し込み願います。
シンポジウム終了後の、講演者を交えての懇親会へのご参加もお待ちしています。

詳細は、2016年京都シンポチラシPDF をご覧ください。

【企画の趣旨】
海は、私達のいのちの究極のふるさとです。東日本大震災は甚大な被害と引き換えに、「いのち」のありようを根元的に見つめ直す機会となりました。20世紀後半に、日本は著しい経済成長を成し遂げた半面、この間、いのちの源である水を循環させる海へ理不尽な負担をかけ続け、「いのち」に関わる多くの大切なものを失くしてきました。
なかでも、命がわき出る“宝の海”であった有明海を、司法も巻き込み混迷するばかりの“瀕死の海”に至らしめ、日本周辺から海辺で元気に遊び学ぶ子どもたちの姿を消し去ってしまいました。
東日本大震災が私たちにもたらした最も深刻な悲劇は、多くの人々から“ふるさと”を強制的に奪い去ったことであり、その大部分は「人災」と呼ぶべき悲劇であった点です。

時代は、お金と物で動き、こころや環境(自然)を壊し続け、それらの負債を“断りなく”続く世代に丸投げしかねない無責任な「物質文明」社会を根本的に見直し、すべての“いのち”が大切にされる「環境・生命文明」社会へと踏み出せるかが大きく問われています。
硬直化した縦割りの組織と思考に縛られた社会を、より柔軟で多様性にあふれた本来の人間らしい社会に戻すには、母性の感性、知性、楽天性、行動力が不可欠です。

「いのちのふるさと海と生きる」をメインテーマに、昨年7月に実施しました京都シンポジュウムの趣旨を引き継ぎ、いのちの巡りにより深く関わり、感性豊かな女性の皆さんが描く東京シンポジュウムを9月に開催いたしました。
その流れを大切に、本年8月に京都で本シンポジュウムを開催することに致しました。「いのち」への感性豊かな女性の皆さんによる多様な話題から、今を生きる私達が未来(続く世代)に何を残せるかを、海から離れた京都で考えたいと思います。

2016年京都シンポジウム 女性が描く「いのちのふるさと海と生きる」実行委員会
委員長 田中 克:舞根森里海研究所所長・京都大学名誉教授
事務局 岡田和男:一般社団法人全国日本学士会専務理事・事務局長

 

 

 

 

 


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