活動の指針
平成22年度は、公益法人制度の改革に伴い、また一昨年12月からは新たな公益法人法の法律が施行されている。
それと機を一にして、本会の現行定款を、今日の活動形態に適応した定款変更を行い、将来のあるべき活動基盤を構築する時期を迎えている。
これに伴い、今年度は、新定款に準拠した活動計画に従い、かつ、公益法人改革の一環として示されている新公益会計基準の導入や、新公益法人制度への移行のため総務省へ申請の準備と作業が必要とされる。
いづれにしても、本会は、時代状況・環境の変化に適合し、より広い社会貢献をめざし、教育・学術・文化の振興に尽す社団法人として更なる活動が求められている。
よって、今日までの活動状況を踏まえたうえで、更なる本会の発展を期した活動実施計画を示すこととした。
主な公益事業
1.教育・学術および文化の振興のための表彰および助成
具体的には、文化(教育・学術)・社会・国際交流に貢献する優れた人材の発掘とその表彰、および助成を行う。
アカデミア賞授与及び研究助成金の授与
(1) 8月2日~31日 表彰対象者一般公募(文化・社会・国際三部門)
(2) 9月1日~31日 推薦者受付及び業績調査終了
(3)10月1日(未定) アカデミア賞第一次選考委員会
(4)11月 日(未定) 〃 第二次選考委員会
式典: 平成23年2月 日(未定)午前10時 於:京都 新都ホテル
平成22年度アカデミア賞授与及び研究助成金の授与と記念講演
2.教育・学術および文化の国際的な振興に関する事業
1)日本語教育セミナーの開催
日本語普及事業の一貫として、日本から派遣される日本語学科・教授の下に、西安で日本語を研究・指導する各大学(12~14校)の日本語学部教師(西安日本語教師会・約180名)の参加を得て、日本語セミナ-を開催する。
日 時:10月23日(第4土曜日)予定
会 場:西安交通大学
参加者:日本語研究者(50名)、中国側日本語研究者(130名)(12~14大学)
講 師:京都外国語大学及び名古屋外国語大学の日本語学科教授
2)日本語普及のための、第16回陝西省大学生日本語弁論大会優勝者一行の訪日受け入れ事業
平成22年5月11日~20日
団長 高 強 陝西教育国際交流協会 理事
学生 李 雪 本科優勝 西安外国語大学 4年生
学生 卢 妞 妞 本科特別賞 延安大学 3年生
学生 董 伟 専科準優勝 西安外事学院 3年生
訪問都市:京都・大阪・奈良・名古屋・東京
公式訪問機関:京都府・京都市・京都新聞社・京都外国語大学・名古屋外国語大学・文部科学省
・(財)経済広報センター・東日本支部 他
尚、引率役員は、各関係機関との協議を行う。また、優勝学生は、京都において本会日本語普及委員会との交流会を行う他、京都外国語大学との交流、名古屋外国語大学におけるパネルデイスカッション、東京においては、経団連会館において協賛企業代表者を前に弁論発表を行う他、本会東日本支部主催の日本語普及の為の交流会に参加する。
3)第17回陝西省大学生日本語弁論大会
日 時:10月24日(第4日曜日)予定
会 場:西安交通大学
参 加 者:弁論発表者 本科20名前後 専科10名前後(12~14大学)
審査委員:京都外国語大学および名古屋外国語大学の日本語科教授ならびに、陝西教育国際交流協会・役員が担当する。
参 加 者:本会代表団・中国側省政府要人・研究者・学生、総勢500名以上、
3.教育・学術および文化に関する講演会、講習会等の開催
講演会の開催を、本部および各支部の開催の下で、適宜行っていく。
時局に適合し、かつ、著名な講師を招いて一般公開(無料)の下で開催していく。
1)本部事業として
6月 総会において講演会の開催
2月 アカデミア賞受賞者による記念講演会の開催
2)支部事業として
5月 東京 東日本地区、弁論大会優勝来日学生との交流会・文部科学省表敬訪問
8月 沖縄 沖縄講演会「未定」
11月 東京 東日本地区講演会
12月 沖縄 沖縄地区講演会
未定 大阪 関西地区講演会
その他、講演会・講習会の開催を、各支部、加盟大学・法人会員等々の要望に応え逐次開催していく。
4.機関誌および図書の刊行
1)昭和21年以来、継続的に発行されてきた「学術新報アカデミア」、平成12年改名「会誌アカデミア」(特集号)を発行する。
会誌『アカデミア』 の発行 |
4月 6月 8月 10月 12月 2月 |
№121 №122 №123 №124 №125 №126 |
会員寄稿号 〃 〃 特集号 テーマ「未定」 〃 アカデミア賞受賞者講演録 |
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2)会誌アカデミア(特集号)を編纂するために時局にあったテーマを設定し、その資料収集を行う。
テーマにあった執筆者の選定と原稿依頼を行う。出来得る限り、各界の代表的執者をはじめ、市井の有意な論客にも執筆を依頼し、その編纂の充実を図る。
5.その他、目的を達成するために必要なこと
上記の公益目的の事業の他に、関連する事業について逐次推進していく。
1)全国日本学士会館の維持と運営築17年を経た全国日本学士会館は、会館維持のための修繕の必要があり、そのための積立金等の準備が求められている。
2)その他、前各号に定める事業に関連する事項
本会運営に関わる事業について、更には、会員相互の便宜に応えるよう逐次行っていく。