活動の指針
今年度は、新法人制度移行の準備期間として全力を傾注することとし、公益事業の展開については、昨年度の事業を継続実施することに留めたい。
しかしながら、本会は、時代状況・環境の変化に適合し、より広い社会貢献をめざし、教育・学術・文化の振興に尽す社団法人として、更なる活動が求められている。
よって、昨年度の活動状況を踏まえた本年度の活動実施計画を示すことともに、別途、新たな事業の展開のための検討も進めていきたい。
ただし、昨年度同様に今年度も厳しい財政状況となることから、各事業の経費節減を徹底するとともに、費用対効果に見合った事業の展開を図ることとしたい。
また、今年度が締結した覚書の最終年度に当たり、第18回目を迎える陝西省大学生日本語弁論大会については、来年度以降も継続するか否か、中国教育国際交流協会、陝西省教育国際交流協会及び京都外国語大学の関係者と協議し、前向きに検討を進めていきたい。
主な公益事業
1.教育・学術および文化の振興のための表彰および助成
本事業は、文化(教育・学術)・社会・国際交流に貢献する優れた人材の発掘と、その表彰及び助成を行う。
アカデミア賞授与及び研究助成金の授与
1) 8月1日~31日 表彰対象者一般公募(文化・社会・国際三部門)
2) 9月1日~30日 推薦者受付及び業績調査終了
3) 10月 日(未定) アカデミア賞第一次選考委員会
4) 1月 日(未定) 〃 第二次選考委員会
式典: 平成24年2月 日(未定)午前10時 於:京都 新都ホテル
平成23年度アカデミア賞授与及び研究助成金の授与と記念講演
2.教育・学術および文化の国際的な振興に関する事業
1)日本語教育セミナーの開催
日本語普及事業の一貫として、日本から派遣される日本語学科・教授の下に、西安で日本語を研究・指導する各大学(5~7校)の日本語学部教師(西安日本語教師会・約100名)の参加を得て、日本語教育セミナ-を開催する。
日 時:10月22日(第4土曜日)予定
会 場:○○大学(未定)
参 加 者:日本語研究者及び中国側日本語研究者を対象
講 師:京都外国語大学及び名古屋外国語大学の日本語学科教授
2)日本語普及のための、第17回陝西省大学生日本語弁論大会優勝者一行の訪日受け入れ事業
(本事業は例年5月に実施されるが、本年度は震災の影響もあり来日に至っていない。
先方から連絡がないため、延期か中止かは未定である。)
【引率者】戴 居 仁 陝西教育国際交流協会 会長
王 軍 哲 陝西教育国際交流協会 顧問
【学 生】陸 絶 霞 本科優勝学生 西安外国語大学 4年生(女子)
季 丹 本科特別賞学生 西安交通大学 3年生(女子)
黄 薇 専科準優勝学生 西安外事学院 3年生(女子)
訪問都市:京都・大阪・奈良・名古屋・東京
公式訪問機関:京都府・京都市・京都新聞社・京都外国語大学・名古屋外国語大学・文部科学省 他
引率役員は各関係機関と協議する。また、優勝学生は、京都において本会日本語普及委員会との交流会の他、京都外国語大学との交流、名古屋外国語大学におけるパネルデイスカッションを行う予定である。
3)第18回陝西省大学生日本語弁論大会
日 時:10月23日(第4日曜日)予定
会 場:○○大学(未定)
参 加 者:弁論発表者 本科10名前後 専科4名前後
審査委員:京都外国語大学及び名古屋外国語大学の日本語科教授並びに陝西教育国際交流協会・役員が担当する。
参 加 者:本会代表団・中国側省政府要人・研究者・学生等、
3.教育・学術および文化に関する講演会、講習会等の開催
本部もしくは各支部主催のもとで、時局に適合し、かつ著名な講師を招いて講演会及び講習会を開催し、一般公開する。
1)本部事業として
6月 総会において講演会の開催
2月 アカデミア賞受賞者による記念講演会の開催
2)講座開設
○月(未定) 新講座開設を検討準備
3)支部事業として
8月 沖縄 沖縄地区講演会
11月 東京 東日本地区講演会
12月 沖縄 沖縄地区講演会
○○月 大阪 関西地区講演会
その他、講演会・講習会の開催を、各支部、加盟大学・法人会員等々の要望に応え逐次開催する。
4.機関誌および図書の刊行
1)昭和21年以来、継続的に発行されてきた「学術新報アカデミア」、平成12年改名「会誌アカデミア」(特集号)を発行する。
会誌『アカデミア』の発行 | 4月 6月 8月 10月 12月 2月 |
№127 №128 №129 №130 №131 №132 |
会員寄稿号 〃 〃 特集号 テーマ「未定」 〃 アカデミア賞受賞者講演録 |
---|
2)会誌アカデミア(特集号)を編纂するために時局にあったテーマを設定し、その資料収集を行う。
テーマにあった執筆者の選定と原稿依頼を行う。出来得る限り、各界の代表的執者をはじめ、市井の有意な論客にも執筆を依頼し、その編纂の充実を図る。
5.その他、目的を達成するために必要なこと
上記の公益目的の事業の他に、関連する事業について逐次推進していく。
1)全国日本学士会館の維持と運営築18年を経た全国日本学士会館は、会館維持のための修繕の必要があり、そのための積立金等の準備が求められている。
2)その他、前各号に定める事業に関連する事項
本会運営に関わる事業について、更には、会員相互の便宜に応えるよう逐次行っていく。