平成29年度沖縄支部夏季講演会を開催しました。

一般社団法人全国日本学士会沖縄支部 平成29年度夏季講演会を開催

日時:平成29年9月23日(土)
場所:那覇市ホテルロイヤルオリオン「旭の間」

沖縄支部においては、平成29年9月23日秋分の日、那覇市内ホテルロイヤルオリオン2階「旭の間」において、2017年度夏季講演会を開催した。
今回は、本年4月沖縄支部長に就任した元沖縄国際大学理事長・学長 波平勇夫氏の記念講演会として関係者に参加を呼びかけ、多数の参加を得ての開催となった。

開会の冒頭、川満一彦幹事による沖縄支部の活動報告と資料説明の後、全国日本学士会副会長 真栄城徳佳先生から、アカデミアの基本理念①学問の自由と民主化、②国際交流、③産学交流、④異業種交流の包括的交流による地道な活動こそが、国際平和、学問の進歩、社会発展に寄与するものとし、本部の創立70年間に及ぶ輝かしい業績を称えるとともに、来年沖縄支部25周年の節目の年を迎えるにあたり、歴代支部長の偉業と新支部長を核とする今後の活動にエールが送られた。

引き続き、沖縄国際大学校友会名誉会長 岸本恵常監事から波平勇夫先生のプロフィール紹介の後、波平氏による「長期的階層分析からみた沖縄」と題する講演となった。

講演で波平氏は、戦後半世紀を経た沖縄の社会構造を考察するため、1977年以降、沖縄の職業的地位、世代間の意識や社会階層間の変化を調査。その結果、「教育機会は均等ではなく、親の学歴や職業、所得によって大きく影響されている」と指摘し、「沖縄は格差の緩やかな不平等社会であり、階層間の境界が不透明な社会である。学歴重視という近代社会の階層原理に立ちつつも、階層移動率の動向からみれば階層変動も比較的な緩やかな社会である。」と締めくくった。

講演終了後、沖縄大学講演会副会長 許田英子幹事から花束が贈呈され、最後に新幹事の琉球大学名誉教授 中里治男氏から来年2月新年会開催の報告と閉会にあたっての挨拶があり、盛会裡のうちに終了した。

真栄城徳佳副会長 挨拶

②岸本恵常幹事 講師紹介③波平勇夫先生 講演中里治男幹事 閉会挨拶


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